海にいながら山を感じ、山にいながら海を想う。

地域材を活用したサーフボードができました!!

7’06” TwinFish

徳島県産 銘木・木頭杉をストリンガーに使用したサーフボード。

(オーダーはMunetoyo surfboards販売各店にて、
このボードはパタゴニア中ノ島ストアにて販売しております)

水の都・大阪の中心地、梅田からほど近いパタゴニア中之島ストア。

2009年 徳島県海陽町日比原字田光地の耕作放棄地を開墾

地域材を意識しだしたのは農業に着手したのと同時期の2009年ごろで、

まず初めに取り掛かったのは、山にある耕作放棄地を開墾し、

約40種類の植物を育てるところからスタートした。

桐の苗木

いつの日か、自分で植えた木がサーフボードに生まれ変わるのを夢見て、

桐の苗木を植え始めたのが2012年。

2000年ごろにハワイで出会った嶋田氏が、2011年ごろに日本でブランクスを中心としたサーフボードの材料供給のビジネスをスタートし、息子さんを連れて旅をしながら行商を行い、うちにもよく通ってくれていた。

当時、ストリンガーを供給していたアジア諸国の森林における乱伐が問題視されていたことにいち早く気付いた嶋田氏は、いずれ、ブランクスに使用している材が供給されにくくなる時が来るのでは?と考え、事情を相談してくれた。

2013年海陽町塩深の伐採現場にて

ちょうどその時、宗豊は近所で伐採の現場に入っていたので、

国土における森林の多くが人工林で、特に杉の割合が多いことを話した。

そして、この現場に嶋田氏を案内し、杉の中心部の赤身は美しさと強いしなりが特徴で、日本古来から伝わる和船の材になっていることを説明した。

その後、嶋田氏は宮崎県小林市の製材業3代目の山元氏と出会い、パートナーシップを組んで共同開発を行い、国産桐をストリンガーに使用したブランクスを完成させる。

同時に、当時、徳島県那賀町にて地域おこし協力隊として地域材の商品開発事業を手掛けていた高森氏と共同開発し、木頭杉のストリンガーを完成させて商品化を成功させた。

千葉県一宮にある嶋田氏が社長を務めるザ・サーフボードマテリアル社にて。
嶋田氏(左)と山元氏(右)

国産桐が豪快に積み上げられ、製材にかけられる。
宮崎県で山元氏が社長を務める、小林イーグル社にて。


ハンドプレーン用の材を説明する山元氏


インドネシア・バリ島にて発泡作業を行ったフォームを現地で一本ずつ嶋田氏自ら検品し、日本に送り、日本国内で国産材ストリンガーを圧着させ、サーフボード用のブランクスとして完成させる。

ストリンガー材
伐採した杉。山の恩地を海で活かす。

こういった過程を経て作られる材料を用いて、サーフボードを製作し、

時にはパタゴニアの社員さん達も交えて、実際に試乗し、ディスカッションを行い、皆様にお届けしております。

地域材を活用し、山の恩地を海で活かす。

こうして、

「海にいながら山を感じ、山にいながら海を想うサーフボード」

が出来ました。

Patagonia 中之島ストア ↓

パタゴニア 大阪・中之島/アウトレット | パタゴニア | Patagonia

オーダーは下記リンクのMunetoyo surfboards販売店でも行えます。

これからも、皆様のオーシャンライフのお役にたてるよう努めてまいります。

Aloha

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